私は経営塾に反対派です。
この記事の内容も否定的なため、経営塾に入塾している人や、肯定派の人が読むと気分を悪くする恐れがあります。
私が経営塾で知っている・入塾者に関わったことがあるのは盛和塾だけですが、経営塾は他にもあるようです。
他の経営塾がどんなやり方をしているのかは知りませんが、経営塾のため権限ある人がのめり込み易いこと且つ自己啓発であることから、おそらく私は他の経営塾にも否定的でしょう。
私の盛和塾に対する印象(読み飛ばしてよい)
私はフリーになる前から、入塾はしていないけれども盛和塾があることを知っていました。
当時の印象としては「随分と志が高そうだが、身近な人たちの言葉は聞いていなさそう」「若手の吊し上げの会みたいなこともして、随分と偉そうなので近寄りたくない」とのよう、否定的な感情を持っていました。
自分のことでない話になるのであまり詳しくは話さないのですが、当時は泣いて帰ってくる社員がいたことが印象的でした。
盛和塾には私が実際に入塾したことはないので、正直なところ何をやっている団体なのかはよくわかっていないです。
ただ、実際に入塾していた経営者の振る舞いや、周りの様子を見るかぎりだと「労働者や身近な人たちの言葉は聞こえず、志ばかりが膨れ上がって理想を他人に押し付ける人たち」というふうに捉えています。
私は、綺麗な言葉だけを振りかざす人が嫌いなのですが、実際に入塾していた経営者を見てそう思うようになったのだと思います。実際の労働者や外部パートナーが疲れていたり負担がかかっているのに対し、経営者は現実から目を逸らすかの如く上部だけ綺麗なことを言っていて、経営者が自己啓発でやりたいことと実際に現場で求められていたことがかけ離れていました。
この記事を書いた理由・経緯(読み飛ばしてよい)
まず前提として、私自身は他人が盛和塾の考え方や稲盛和夫の考え方に肯定的だろうと、やめろと言うつもりはありません。
また、私自身も盛和塾・稲盛和夫の考え方全てに否定的というわけではありません。
「それならこんな記事を書かなくてもいいじゃないか」で終わりそうな話ですが、盛和塾といった経営塾に望んで入塾するのは経営者や役員クラスの人が多く、経営塾の考え方を学びたいと思っていない労働者に押し付けたり、本人が嫌がっていようと入塾勧誘することもあるからです。
入塾したくない人にとって、経営塾が関わる会社の嫌なところ
- 会社に所属してからでないと、経営塾の考え方を取り入れているという情報を得られないことが多い
→会社の募集要項や会社説明の中では一切触れられていないことが多いため、経営塾の考え方を望まない人が事前に会社を選べない - 経営者・役員クラスの人が経営塾の考え方を推奨することが多いため、労働者としては立場上断りにくくなってしまう
→思想といえど業務にも影響があるのは確かだが、(1)の問題がある
私は過去に役員クラスの人から、勧誘を視野に入れた状態で盛和塾(経営塾)の考え方を押し付けられそうになったことがあり、精神的苦痛を強く感じました。会社に入る前は相手が盛和塾(経営塾)に関わっていたことは一切知らなかったことと、立場的に私よりは上だったため、1回断るならまだしも2回以上からはかなり精神的に重たかったです。
※ただし、雇用契約どころか他の契約書ですら結んでいないため会社に入ったとは言い難いし、正直何の案件にも携わっていないので私も会社に入ったカウントはしていない。例えるなら、ベンチャー企業立ち上げの初期段階のため、これから会社として成長していけるよう有志が集まった状態
最後に「なぜ会社で起きたことなのに、経営塾への不満(お気持ち)」になるのか?
経営塾への勧誘がポイントで、経営塾には入会費や年会費があるので「たかだが会社や個人がやったこと」で片付けられないところがあります。
且つ、経営塾ゆえどうしても、会社で権力ある人が社内の人を勧誘しがちです。
それなりに丁寧な言葉で書いたが、汚い言葉で言うなら、入塾したくない人にとっては悪質なんだよやり方が。
「入塾したくない人にとって、経営塾が関わる会社の嫌なところ」で書いたとおり、立場が弱いと断りにくいし、何なら同じくらいの立場でも断りにくくなるわ。
「経営者や役員クラスの人でなくても入塾している」という話でもなく、とりあえずなんか経営塾に入ってるのかとか、会社の方針として考え方を推奨しているのかとか、事前情報をちゃんと書いてねっていう。飲み会への参加希望以上によく考えてほしい問題だと思うし、思想を捻じ曲げられてしまう恐れがあるから、それなりに病む人もいると思う。(ネットでは見た)
押し付けられて精神的に疲れた当時は、同じ悩みを発信している人に助けられた。該当の購読記事がなくなってしまったけど、読み返すと今も「あぁー」ってなる。
私の記事はどちらかと言えば昇華のためだけど、少しでも「わかる……!」みたいな人がいるなら、その人も助かると嬉しいっす。