あえてだけれど、工数が多い案件は、通常よりも高めに見積もるとよいかも(大体見積もりが低い方で影響が出る)
概要
WEB制作で私が請け負うコーディングで多いのは、LPやリッチなデザインのWEBサイト。
案件によっては、デザイナーが制作しながら構築を進める。
見積もりミスが発生するのはなぜ?
思い当たる節は以下の通り。
- 見栄え重視なので、検証しながら実装するところが多い。(JavaScript必須なことが多い)
- 見栄え重視なので、素材スライス量が多く、スライス素材によっては調整してスライスしなければならない。(例:CSS側でborder-radiusをかける画像。画像側でborder-radiusをかけてしまうと、画像幅によっては他の要素との角丸バランスを取れなくなったり、スマホ表示でborder-radiusが0だとスマホ用に画像を書き出さなければならない)
- 見積もり段階で仕様確認の漏れが発生する。特にJavaScriptの処理が必要なところを見落とす。
- デザイナーがいつの間にか要件追加している。(しれっと新規構築ページを追加されていたり、いつの間にかJavaScript必須な要素を入れている)
仕様確認漏れ&検証必須で、稀に「よくよく考えたら技術的に対応不可」とぶち当たるともある。前もって分かるようにしろというのはもちろんわかるが、リッチなデザインのためパターン化されておらず、瞬時に「技術的に対応不可」を見極められない。
しれっと要件追加するのは、デザイナー・ディレクターなどが言ってくれると本当は嬉しいのだが、まあそこまで間に合わない(余裕がない)のはもちろんわかるし、コーダー・プログラマー目線で指摘しないとわからない部分もあるので、今後はより一層細かい目線で見ていくとにする。
見積もりミスを避ける方法
検証を前提で、あえて見積もりを高く出しとく。手段としてあまり良くないかもしれないが、あえて自分の強みとして構えとく。わりと私は他のコーダーが構築したら泣いたり案件を飛びたくなったりするWEBデザインを対応している。(かくいう私も、気が狂いながらも頑張って対応しています())
「再見積もりをかけたら?」
もちろん、再見積もり可能な案件は再見積もりを依頼している。ただ、中には予算が決まっていたり、最初に出した予算でクライアント側がほぼ決定してくる案件もある。
ちょうどいま大きくやらかしているのが、実際に取り掛かると遥かに予算オーバーな案件なのに、予算ギリギリのところで見積もりを出してしまったところ。多分10万くらい多めに積んでも工数としてはおかしくなかった()
コーダー・プログラマー目線だと、実は見積もりを上げたい部分
- フォントの都合でSVGする見出しや概要テキスト
- スライス作業で手間がかかるデザイン
- アイコンや装飾用のテキストなどにずらしが入るデザイン
1は、しっかり横幅のルールを守って配置するSVG画像が、特に手間がかかってしまう。コーダー・プログラマー目線といえどあくまで私の意見だが、スライスで画像を書き出すよりもテキストデータで入れ込む方が遥かにスムーズである。
※なぜあくまで私の意見でと言ったかというと、何でもスライスで対応するコーダー・プログラマーを見たこともあるから。ただしそのような対応をしていたWEBサイトは、言ってしまえば安定したデザインだったため、画像化した方が楽というのはわからなくもない。
スライス作業が結構な手間となってしまうため、デザインデータがある状態でWEB構築してほしい場合は多めに見積もっておこう。