詳細は伏せるが「原因は不明だが違和感がある問題」を抱えていたときに取り組んだことを覚え書く。
データを出し、データに根拠を持たせる
人を説得・納得させるためには第三者からでも見てわかるデータが最も有力になる。そしてもう1つ踏み込まないといけないのが、データに根拠を持たせること。
※データだけ見せて満足する人、たまにいる。私もだったのは苦い話。
データだけを見せられても相手は「?」になる。だからそのデータのどこを見て、何が問題なのかを指摘しないといけない。
仕事では特に、他人は根拠のあるデータがないと動かない。
他の役割の人に協力を得る
「原因は不明だが違和感がある問題」を抱えるときは、誰かが何かを隠している状況でもある。時に嘘をついているときもあるかもしれない。
同時に、信頼関係を築けていない状況でもある。「あの人も恐らく不満を持っているであろう」とは思えても、相手が味方か敵か定かでないし、万が一ここで敵だった場合がややこしくなる。
私は特定の役割だったのもあり、特に私から聞き出すのは相当難しかった。役割上、起因と思わしき原因の相手と敵対してはならない、それこそ全員が敵になったら終わるレベルの問題だった。
そんな中、当時の私はなんとか他の役割の人に協力を得ることができたため、協力者を経由して違和感についてもう少し突き詰めることができた。書いていてなんかすごいドキドキする、めちゃくちゃ嫌な社内政治っぽいね。他にも悪い条件を抱えていたし、当時本当にしんどかった。
本人の胸の内は、データ以上に根拠があり説得力のあるデータになる。ただしここまで導き出すまでに時間と覚悟が必要なので、最初はデータから入る方が良いと思われる。
補足:その他の方法
案件から抜けたあと「あとで謝る形になってもいいから、最悪このやり方も活かしなさい」と他の知人に言われたアドバイスも覚え書いておく。
案件の一部ルールを破る
対象ルールによってはめちゃくちゃ迷うかもしれないが、人を守る方を優先し一部のルールを破ること。(状況によっては権限ある誰かが命令してくれるかもしれない)
あとで謝る。事情はしっかり説明する。もしかすると事情を話しても怒られて……というケースがあるかもしれないけど、そこは自分がやったことに誇りを持とう。
私とは全く関係ないケースだけど、人の命に関わる一大事には必ず人を優先すること。ただし人の命を優先することで原子力発電所が爆発するケースとかがあるならちょっとそこはわからない。とんでもないリスクを負うルールでない限りは人の命を優先にすること。
まとめ
「原因は不明だが違和感がある問題」は、問題を解決させたい誰かが何かを働きかけようとすると逆効果なときもある。なのである程度のデータが揃ったら早いうちに対処した方がよいと思う。
いい経験にはなったのだけど、精神的にはまじでしんどいことだったや…。
追記:人に説得・納得させる以前の問題が見られたとき
「原因は不明だが違和感がある問題」とは別件だが、以下のような振る舞いが見られたら「データを出し、データに根拠を持たせる」よりも「他の(役割の)人に協力を得る」ことの方が重要になる。
- 提示したデータを一切見ない。データを見ないどころか相手の知識間違いを疑う。
- 二枚舌。矛盾が生じていても自身の間違えを認めない。
- 考え方を頑なに変えようとせず、自分の言いたいことばかりを言って押し付けようとする。
上記のような振る舞いはコミュニケーションがあまりに一方的なので、説得・納得させる相手ではない。
第三者を動かしてでもしないと話が進行しないので、ぶっちする対応に慣れていないときは周りの人間に助けを求めよう。